災害と里子

3.11のときに被災した里親家庭を訪問したことがあった。濡れた畳を通りに運び出している最中だった。児相から預けた子どもを帰してほしい、と言われたという。災害の時こそ子どもが励みになっている、とその里親は話していた。

状況にもよるだろう。預かったばかりならこうした状況にいない方がいいのかも知れない。子どもの年齢にもよるだろう。

子どもはどう考えているのだろう、と思う。まず子どもの声を聴くべきだと思う。いま、能登半島の被災地の場合、子どもの声は大事にされているのだろうか、と考える。子どもがこういう場合どう考えているのかが一番大事な問題ではないのか。子どもたちの声を聴きたいものだ。