里親や施設などで育つ若者たちに、受験費用（交通費なども）として日本学生支援機構から20万円が支給される。対象期間は5月8日から来年2月末日まで。
今月から説明会を開き、5月に募集通知、6月下旬から審査終了後に支援金を振り込む予定だとしている。
これまでのことを考えると、文科省関係はなかなか私たちのところに情報の来るのが難しい。対象の子どものいる里親は、ぜひ問い合わせをするべきだと思う。児相、分からないようだったら日本学生支援機構へ。
ところで、社会的養護の子どもたちが対象ということは、養子縁組の子どもたちは対象にならない。特別養子縁組は子どもたちのための制度、と言いながら、基本的に無視されている。アメリカなど、養子縁組家庭に対しても里親手当と同額の費用が出ており、日本も対象にするべきだろう。子どものパーマネンシーのための施策が日本はないがしろにされているというべきだ。
