懲戒権の削除

法制審議会の部会は中間試案をまとめた。そのなかで、親権者の懲戒権を見直すよう求めている。「懲戒」という表現を削除し、子どもの人格を尊重するよう新たに義務付ける、としている。

これまで、体罰禁止がうたわれても、懲戒権が残っていたため教育にさいして体罰を加えてもいいように解釈されてきた。

また、嫡出推定の見直しも見直しを求めている。従来の「離婚から300日以内に生まれた子は前夫の子」とする規定の例外として「再婚後なら夫の子」を新たに設ける。里親家庭でも無戸籍の子どもがいるが、このような子どもを減らしたいもの。