入管から児相に子どもが来る

子どものいる非正規滞在外国人(在留資格のないまま日本で暮らす外国人)を入管当局が拘束し施設に収容する際、子どもを親から分離し児相に保護したケースが2017年に28人となり前年の7倍になったという。え、こんなに少ないの? というのが実感。
子どもを引き離された親の悲しみも大きいだろうが、子どもにとってもひどい仕打ちではないか。
非正規滞在外国人はメディアが取り上げる不法滞在者や犯罪者とは異なり、日本の底辺で働く人たち。働きながら家族をもち子どももできる。子どもは日本で暮らし母国語も知らない。
有識者の話では、子どもを連れて逃亡することもないので、分離する必要があるのか、また夫婦を別々に収容する必要もあるのか、とコメントしている。
実は、私もそうした女性から生まれた子どもを養育したことがあるが、県外に移動する場合は報告が義務付けられている。小さい子でも犯罪者という扱いだ。外国籍、あるいは無国籍の子どもたちの救済が必要だ。