アドボカシーの勉強会

昨日は「里親の学校」を開催。『社会的養護児童とアドボカシー ――意見表明権の保障を目指して』(栄留里美著、明石出版)をテキストにしての勉強会。計5回開催予定でその1回目。

当事者の人から、子どもの権利って、権利というからには義務はないの? という指摘。権利は義務の結果与えられるものだと思っている。そうではないのだと話してもなかなか理解を得られない。この辺から話していくことが大事なのだろう。

ところで、システムアドボカシーと言えるような提案がユースからあった。都道府県ごとに当事者のアドボカシーセンターをつくって、全国アドボカシー協議会のようなものをつくって、国にも子どもの声を伝えていく、というもの。

現在でもユースの団体はあるが、それぞれ個人の思い入れを活動の力にしていて、一人が辞めると活動も停滞しがち。

そうならないために、各地に当事者を中心とした団体を作る。ユースはお金もないので、国はリーダー養成のためにお金を出してほしい、など。

子どもの権利は子どもの意見表明を核としている。意見表明を支援する大人の側の聴く体制が重要だ。