カードサイズの健康保険証

里親の制度がどうだとかいうよりも、日常の生活が円滑にまわっているのかが里親にとっては大事。たとえば大きな健康保険証をもって病院に行く。ポケットにも入りにくいし、受付ではすぐにわかってもらえない。通称名で呼んでほしいと言ってもその通りにならない。多くの地域の里親会で「これ、どうにかなりませんか」と行政に要望を出す。担当者からは「そんなことを言われたって」という反応が返ってくる。

ところがカードサイズに取り組んでいる自治体がある。紙からプラスチックになり、本名と通称名を書くことができる。「なんだやればできるんじゃないか」と思ってしまう。

制度対応に汲々としているのが行政だろうが、行政はやっぱり生活者に寄り添ってほしいものだ。