養育の難しさ

<「ほめて育てる」親は不適切>という記事を読んだ。

TBS系で放映されるドラマ「不適切にもほどがある」で、ひょんなことからタイムスリップしたオヤジの言動が今の常識にそぐわない。なかでも「期待しているよ」がZ世代には「ハラスメント」だと訴えられる。ほめて育てたい背景には「子どもに嫌われたくない」という親の自己愛も潜んでいるのではないか。―—というのだ。

私もどちらかというとほめて育ててきたと思う。とくに里親としては、子どもをいたずらに傷つけたくない思いから、ほめるようにしてきた。

今の子どもたちの多くが、人の前でほめられるのがいやらしい。で、考えてみれば記事にあるように、大人の側の「子どもに嫌われたくない」思いもあるのだろう。