避妊、妊娠、出産の問題

間違って多くの書き込みを消してしまった。

その時々の思いを書いているので、再現することはできない。

思い出すのは、一番最近の書き込み。避妊、妊娠、堕胎、出産などのこと。多くは女性に関することだが、もちろん男性にも責任はあって、女性にだけ押し付けて男性が涼しい顔をしていることはできない。

まず避妊。最近は緊急避妊薬などもあるが、試験販売を開始したとか、処方箋が必要だとか、高額であるとか、どうも利用者の声を聴いていない感じがする。

妊娠しても出産したくない場合の問題を正面切って議論されたのか疑問が残る。聞くところによれば堕胎の方法も日本は遅れているという。

そして妊娠した場合。フランスでは匿名出産が法で決められている。名前を明かすことなくどこの病院でも出産が可能であるという。そして韓国では今年の秋から保護出産が法律で定められたという。日本の場合は内密出産が九州の勇気ある医者によって行われているが、匿名ではない出産が説得されているようだ。そして匿名のガイドラインはできたものの、法律にはなんの定めもない。

また十分な相談体制もないなかで新生児の命を亡くしてしまうことがある。この場合、女性だけの問題ではないように思うが、女性への罪は重い。

こうした性に関わること、また出産に関わることが、きちんと議論されず、女性の問題とされ、多くの責任が女性に押し付けられているとしか思えない。

さらに、子どもたちの性教育も学習指導要綱に「はどめ規定」があって、小学校理科では人の授精に至る過程は取り扱わないこと、中学校保健体育では妊娠の経過は取り扱わものとする、とされているという。むしろきちんと教えていくことが必要なのではないかと考える。