コロナ感染と里親2

感染時の対応について先に書いたが、措置児童の事故などについて、施設に比べると里親の立場は決定的に弱いことをここでも確認しておきたい。

以前、実親から里親に対して子どもの虫歯が増えたというクレームをもらった人がいた。実親がものを言うようになりつつある。里親も予期できないクレームに対応できるようにしておきたいもの。

里親は、というよりも一般家庭での暮らしは、施設に比べるとかなりわきが甘い。また、コロナ感染でも里親の責に帰すようなことがないとも限らない。

で、限りなく施設や里親に責があるような場合でも、施設職員は公務員に準ずる補償がある(詳しくは書かないが)。それに比べて、里親の立場はボランティアという身分である。

この、身分上の問題が起きた場合、里親は泣き寝入りしたり、里親登録をやめてしまう。争ったりしない。いつか、きちんと議論しておかなければ、と思っている。そういうことを、コロナ感染問題で思い起こす。