里親に年金を

里親の活動は社会貢献で、身分的な保証もない。養育中の事故などがあった場合でも施設と対応は異なるなど、これまでの持論をある里親に話したところ、それでも私は職業的な里親などのなるのは反対、という意見だった。

大事なところだけど、養育を仕事としてやるのでは養育でなくなってしまう。日常をともに過ごすことのなかにこそ何ものにも代えがたいものがある、というのだ。実は私もそう思う。

ではどうしたらいいのだろう。里親は一私人で、養育に業務性はない。そんな話をしていたら、では里親に年金を出したらどうだろう、政治家だってそうした仕組みがあるんだからできないことではないんじゃないの? という人がいた。意外性はあるが、何らかの形で里親の活動に報いてもいいのではないか。

このブログで、かなりいい加減なアイデアも書いてきた。未委託の里親は措置費も出ていないのだから、研修の手当や交通費は出すべきではないか、とか。ところが、8月末に出た来年度の概算要求に厚生労働省が計上してくれている。

概算要求の内容については明日にでも書こう。