言葉 ローマ教皇が帰っていった

高齢にもかかわらず終始にこやかに、しかし言葉は厳しく語って、帰っていったフランシスコ教皇。「核保有は途方もないテロ行為」などの名言のなかに、こんなのもあった。

「最も重要なのは私が何を持っているか、あるいは何を得るかではなく、誰とそれを共有できるかだ」

自殺率の高い日本の精神的な問題、孤立しがちな日本の社会風土への指摘だが、いつも里親について考えている私としては、こうした発言こそ「里親の最低基準」にうたうべきではないか、と考える。