一時保護で、要保護児童になることを反対した実親の場合に児相はなかなか返してくれず、施設委託になった場合には実親との面会が可能となる。これを称して人質児相と言われている。
里親家庭のヤングケアラー
共働きの家庭で高齢者が要介護状態になって、子どもたちが介護者になって希望の進学ができないなど、ヤングケアラーの問題が表面化している。
それで思い出すのは、里親家庭の実子たちがヤングケアラー状態になっていた、という本人たちの意見のあること。
必ずしも実子だけでなく、里子でもヤングケアラーになっている場合がある。障害のある子どもが来た場合など十分考えられる。
南青山児相
南青山児相が4月1日開所するという。住民から「南青山のブランドイメージにふさわしくない」などと反対されていたがどうなのだろう。
きょうだい児支援
最近、きょうだい児支援という言葉をよく聞く。きょうだい児とは病気や障害の兄弟や姉妹をもつ子どものこと。親の関心が自分に向かなかったり、このことで周囲にからかわれたりする。
こうした子どもたちを支援しようと行政や民間が動き出している。
里親家庭にくる子どもたちも実はきょうだい児問題に悩むことが多い。自分だけが厳しい家庭から抜け出すことができて、きょうだいがまだその家庭にいる、あるいは家庭にきょうだいがいるのにどうして私だけ里親のもとに出されたのか、など。
里親が実親支援に乗り出す必要があるなどと言われるが、きょうだい児問題に目を向けることはなかなかできていない。
海外養子縁組の多さに驚く
突然連絡が取れなくなったベビーライフ。
新聞報道によると、ベビーライフだけではないが2011年から2019年の9年間で336人の赤ちゃんが海外に渡ったという。
養子縁組はできるだけ国内で、ということになっているので、この数字は驚きだ。もちろんうまくいっているケースも多いと思うが、臓器売買や各種のトラブルに巻き込まれることも多い。
心配なのは、この出国数を国が把握していないこと。受け入れた国の把握で分かった数字だ。