児童相談所、児童福祉司1000人増

厚生労働省自民党厚労部会は2024年度末までに児童福祉司を1000人増加するとの案を取りまとめたという。

虐待件数の増加などで児童相談所の職員は増員の必要があるだろう。しかし増員すればいいというものではないと思う。児相を訪問すると、大学卒業後の若い人たちが目立つ。年配の人もいるが、多くは管理職で、入職した若い人たちを育てる環境はあるのかと心配になる。現実に早期に退職する人が多いという。

先日、東京都の元職員の人と会ったが、区ごとに児童相談所を作る動きのなかで、近県の児相経験者の引き抜きがすごいらしい。

個人的な思いだが、修正的な取り組みではなく、全く新しい構想で児童福祉を考えるべきではないだろうか。

制度疲労を起こしているように感じられてならない。子ども家庭庁もできるわけだし、新しい児童福祉を考えてみる時期だろうと思う。