一時保護所はなんとかならないか

一時保護所は社会的養護の恥部といっていいのではないか。昨年2月、国連子どもの権利委員会からも総括所見で「一時保護の在り方をみなすように」言われている。

読売新聞が一時保護所の調査を行い今日の新聞に発表している。一時保護所での怪我が続出しているという。他の子どもに投げられて骨折したとか、性的被害や画鋲で耳を刺された、とか。東京や大阪は集計ができないので件数を明らかにできない、という。

元入所児童の話では「ここは仲良くする場所ではない」と職員から言われ、私語は禁止、食堂では異性とは背中を合わせて座る。目線を合わせるのもダメと言われた。

入所した女子、中学3年生は入るときに女性職員から服を脱ぐように言われて全身をチェックされた。他の子と話したことがルール違反で数日廊下で生活を強いられた、とか。

私も一時保護所経験者から聞いている。これ以上の話も聞いている。保護はされたいが一時保護所だけは嫌だという子どもも多い。

外部の目が入らないところに問題があると思うが、それよりも何よりも、保護であっても家庭養育の原則を貫くべきだ。