子ども 母の病

アニメ映画と言えば宮崎駿ジブリ宮崎駿が子どもの頃、母が入院したという。母の長期の不在は宮崎駿に何をもたらしたのだろう。

宮崎駿のアニメ映画がいくつも浮かんでくる。まず、やはり「となりのトトロ」だろう。「風の谷のナウシカ」も思いだす。ナウシカは父母ともいないわけだが、そうしたことよりも、あの終わりの歌。あれは子守歌のように聞こえる。

突然に思いだすのは宮沢賢治。「銀河鉄道の夜」。母が病気で、牛乳を取りに行く。その時に見た夢が銀河鉄道なのだ。

母親というのは大人になっても大きな課題をもたらす。

里親家庭にやってくる子どもたちのなかにも、母の病を課題にしている人がいるのではないか。その経験が、芸術作品となって花開くこともある。