昨日、国連子どもの権利委員会から出た日本政府報告への総括所見の報告会をやった。参加者が多かったのはいいとして、子どもの権利侵害を受けて困っているなど、訴える場と勘違いしている人が大声を出していた。
NGOレポートを書くうえでは、政府報告を一定程度評価して、そのうえで意見を述べることになっているが、そうした習慣はやはり大事なことだと感じた。
それにしても、児童相談所への批判の大きさに驚く。職員は苦労して業務をやっているだろうに、全否定するような発言には残念だ。もちろん仕組みとして問題があるとしても、それは政治や上部行政の責任だ。
子どもの権利委員会が大きな声に影響されたような所見もみられる。
総括所見パラ28の(c)には「児童相談所がより多くの子どもを受け入れることに対する強力な金銭的インセンティブが存在すると主張されていること」とある。児童相談所には保護する子どもの数にノルマがあるというのだ。
昨日はこの人は、ナチノルマとか言っていた。冷静になってほしいもの。